

なぜベトナム進出コンサル(Vietnam Strategy & Consulting|ベトナムストラテジー&コンサルティング)を設立したのか

私、代表のYas Teradaは、新卒でアビームコンサルティングに入社し、基幹システム(SAP)の海外展開やIT機能のオフショア移管を経験しました。その後、PwCコンサルティングで海外の先進事例の調査、事業戦略の策定、お客様と共同での営業改革などを担当し、さらに医療製造販売企業で海外事業の経営企画に参画しました。これまでにベトナム、フィリピン、インド、タイ、シンガポール、台湾、中国、米国など、アジアを中心とした地域で事業を展開してきました。
私が転職した当初は、市場参入の初期フェーズで、海外市場を調査し、市場参入戦略を策定していました。しかし、デスクトップで入手できる情報には限界があり、現地に詳しい”進出コンサル”に調査を依頼する必要がありました。
正直に言いますと、当時、安心して任せられる進出コンサルに出会うことができず、進捗管理が不十分だったり、議事録に重要な次のアクションが抜けていたり、スコープを把握せずに進められたり、成果物が一面的といった問題に直面しました。
もちろん、進出コンサルタントは現地に詳しく、その情報を上手く引き出し整理すれば、大きな示唆が得られることもあります。結果としては、非常にお世話になりました。(何よりも、その国に対する愛情があり、とても面白い方々でした。)
しかし、「現地のことを理解しているのは当然として、自ら進んで情報を構造化し、多面的に分析のうえ、示唆を提供してくれる進出コンサルタントがいれば、ぜひ依頼したい」としばしば思っていました。(大企業であれば、多額の費用を支払って大手コンサルティングファームから高品質なサービスを受けることができますが、私の勤め先にはそのような資金力はありませんでした。)
そう思い数年が経ったある日、上場企業からベトナム参入のコンサルティング支援を依頼されました。2か月間、コンサルタント兼現地コーディネーターとして関与した結果、プロジェクトは円滑に進み、豊富な示唆や今後のロードマップが明確にできたため、お客様から大いに感謝されました。
そこで私は思いました:かつて自身が求めていたタイプの進出コンサルのサービスを、自分自身が提供できるようになったのではないか?
こうして私は、ベトナム進出コンサル会社である、ベトナムストラテジー&コンサルティング(Vietnam Strategy & Consulting)を設立しました。今後、より多くのお客様に喜ばれる価値を提供できるよう、日々努力していきたいと思います。
Yas Terada